ダイエットをしていて、「おなかの調子がおかしくなる」という経験は、ありませんか。痩せてきた気はするけれど、「そういえば便秘かも」と思ったり。せっかくやせても、便秘が続けば肌荒れの原因や、病気の原因にもなり得ます。便秘で亡くなった方もいるくらい、スッキリしない生活というのはバカにできないことです。
私も生まれつき便秘症。オムツが汚れなくて助かったと、母から聞いたことがあります。そんなの本当はダメですよね。体に毒素溜まっているのですから。ダイエット中に便秘になってしまった方も、便秘を改善してダイエットしたい方も、改善方法を学んで、お腹の中も脂肪もスッキリさせてしまいましょう。では、さっそくいくつかの改善方法を順にみていきましょう。
食べてないから「便」が作られない?
どんなダイエットをされているのでしょうか。手っ取り早いのは、食べないダイエットです。◯◯食べるだけといったものも含みます。摂取カロリーが少ないのだから、消費カロリーを増やさず、痩せられてとっても手軽なダイエットだと思います。食事が我慢できればですが。私は苦手です。
うまく摂取カロリーが減らせたとしても、起こりやすい問題があります。食事量が極端に少なければ、食べ物から栄養を取った分のカスも少なくなるので、便の材料がなくなります。少量だと、出にくいですし、すっきり感も難しいですよね。
また、食事の回数を減らすと、タイミングが狂って便秘になりやすくなります。一度、便があった日とない日を記録してことがあります。見事に、食事が乱れる土日休みの影響で、日曜日と月曜日が便秘で丸2日スッキリしなかったのです。おなかはパンパン。たくさん食べてもいないのに、おなかが大きくなった気がして、気分も落ち着きませんでした。
それをふまえた上で、改善策はあるのでしょうか。
簡単な対策はこちら
- 食べる量は、少量でもいいから食事を抜かない
- 不足しがちな食物繊維をとる(水溶性.不溶性)
- 思いきって、朝食か昼食に白米をとってみる
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スルっといかないのは○○○が足りないから
食事量や食物繊維を気にしても、すっきりいかない場合、意外なのが油不足に陥ることです。揚げ物を食べすぎたとき、便がベタついたことはありませんか。そんなとき、スルッとでたりしますよね。油様のおかげです。ということは、油をとらないと便秘になりやすくなることも。脂質には、腸の働きを活発にする作用があるので、快便に一役買ってくれるというわけです。良質な油を適量とりましょう。
おすすめは、オメガ3の油です。えごま油のドレッシングなど、野菜にかけるだけでとれるのでおすすめですよ。他には、亜麻仁油、インカインチオイルにふくまれています。また、青魚にも含まれていますよ。
- LDLコレステロールをあげない
- 糖尿病リスク低下
- 心筋梗塞、脳梗塞を予防
- ストレス対策になり、ウツ病予防に
もっと手軽にとりやすい方がいい!という方はこちらもおすすめ
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その他の便秘の種類と改善方法は?
それでも、うまくいかない場合、便秘の種類によっても改善方法が異なるので、見てみましょう。ここでは、3種類の便秘のタイプを紹介していきます。便秘になりやすいダイエット中だからこそ、原因をつきとめてスッキリやせやすい体にしちゃいましょう。
弛緩性便秘
弛緩性便秘は「腸が動かない」タイプ。
腸を刺激して、便がたくさんあるよとサイン出すのが、「非水溶性食物繊維」ダイエットでついつい不足していませんか?
きのこ類、とうもろこし、豆類、ごま、玄米などの穀類に多く含まれているようなので、きのこの炒め物やきのこのホットサラダなんかにしても、いいですね。これらの食べ物は、水を含んで膨らみます。腸を動かして、「ここに便があるよ」というサインを送ります。そこで、腸が「便あるなら、先に進ませなきゃ」と動いていくんですね。
もし、食物繊維をたっぷり摂っても腸が動かない場合、原因は、便があることを腸自身が気付いてないのかもしれません。サインを感じ取る神経、蠕動運動させる神経の数が少ないと、うまくいかないからです。高齢の方、生まれつきの人にもいますから、そのような場合は医師に相談して、便をやわらかくする薬など比較的安全性の高いものを出してもらうようにしましょう。自己判断で、下剤に依存してしまうのも危険なので注意してくださいね。
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直腸性便秘
便が直腸まで、すぐそこまで、来ているのに便意が起こらないため起こる便秘です。便意を我慢したり、浣腸の使いすぎで起きることもあります。それにより、便の回数が減ったり、便が硬くなることも。
肛門近くには圧力センサーがあり、便が来ると、降りてきてるのがわかり便意がおこります。このセンサーが反応し便意があっても、トイレに行けないなどの事情があり排便をしないでいると、このセンサーの信号が伝わりにくくなります。最終的には、便がきていてもわからなくなってしまうので、何日も便が出なくなり、中にたまっている便も固くなります。これが直腸性便秘の仕組みです。
[char no=”7″ char=”あんみつ さん”]私、外で我慢しちゃうことがあるわ[/char]
[char no=”6″ char=”豆大福 くん”]毎日同じ時間に、とりあえずトイレに入ることが大事ってことだね[/char]
[char no=”7″ char=”あんみつ さん”]簡単だし、明日からやってみようっと。朝一で、時間とれるといいわね[/char]
よく言われる治療法として、「毎日決まった時間にトイレに入る」ということが言われます。これは「便があるのがわからない」場合があるから、トイレに入ってみましょう、という意味です。
けいれん性便秘
若年層に多く、腹痛がともなうことが多いのがこのタイプ。ストレスにより自律神経が乱れて、大腸が過敏になります。緊張してけいれん性に収縮するため、内容物の通過と排便に障害がでるのです。ダイエットによる、ストレスで普段平気な人もなってしまう可能性もあります。
そんな方におすすめ、または控えてほしい食べ物はこちらです。
効果的な食べもの
水溶性食物繊維を含む海草、こんにゃく
※腸内環境を整えてくれる働きがある
摂りすぎに注意してほしい食べもの
非水溶性の食物繊維(根菜、緑黄色野菜、きのこ、豆類など)
※大腸への刺激が強く、症状が悪化する恐れも
まとめ
ダイエット中、おこりやすい便秘の悩みの改善策がわかりました。タイプによって、対策もかわるんですね。せっかく、ダイエットしてもお腹の中にゴミである便がたまってしまっては、心も体もスッキリしません。それぞれの対策にチャレンジして、スッキリ生活を送りましょう。
- 摂取カロリーが減ると、便の材料が作られないこともある
- 食事のタイミングがズレると、便秘になりやすい
- 油不足でも、すっきりしづらい
- 便のサインには非水溶性食物繊維が、大事
- トイレの我慢も便秘の原因に
- ストレスで便秘なら、水溶性の海草やこんにゃくがおすすめ
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