「体重が増えた・・・」「食事制限はしているのに体重が減らない・・・」人によってダイエットを始める理由は様々です。私もつい最近体重が増えてしまい、運動しなきゃ!という思いに駆られているところです。

運動といえば、初心者が簡単に始められるものとして「ジョギング(ランニング)」、「ウォーキング」がド定番ですね。どちらも特殊な器具や、事前準備なしで始められる手軽な有酸素ダイエットです。

ではこの二つのうち、実際はどちらの方がダイエットに向いているのか気になりますよね。運動がさほど得意ではない私は、走るのは辛いけど歩くのは大してカロリー消費にならなそうだし・・・と足踏みしている状態です。

ダイエットをしたいけど運動が苦手、中々始められないという方、私と一緒にどちらが「自分に向いているか」調べていきましょう。

 カロリー(エネルギー)の消費量が多いのはどっち?

ダイエットを始めるのなら、できるだけ効率的にカロリーを消費できるものがいいですよね。

では「ジョギング」「ウォーキング」では、どちらの方がエネルギーの消費量が多いのでしょうか。

「ジョギング」と「ウォーキング」、比較すると体感では圧倒的にジョギングの方が体にはきつく、体力を消耗します。

一方、ウォーキングはそこまで体力を消費せずに長時間自分のペースで続けられることができます。

誰がどう見ても、ジョギングの方がカロリーの消費量が多いということは明らかですね。

では実際に双方の消費カロリーを計算してみましょう。

消費カロリーの計算方法

消費カロリーの計算方法は以下のようになります。

消費カロリー(kcal)=体重(kg)×運動量(メッツ×時間)×1.05

メッツ(Mets)とは、運動強度の単位です。中々聞き慣れない単語だと思います。

じゃあ仮にジョギングするとして、メッツの数値はいくつなの?という風になりますよね。

メッツ運動例
6.0ゆっくりとしたジョギング、ウェイトトレーニング(高強度、パワーリフティング、ボディビル)、バスケットボール、水泳(のんびり泳ぐ)
4.3やや速歩(平地、やや速めに=毎分93m)、ゴルフ(クラブを担いで運ぶ)

引用先:健康長寿ネット

ジョギング30分の消費カロリー(体重55kgの場合)

55kg×6.0メッツ×0.5時間×1.05173kcal

※30分=0.5時間

ウォーキング30分の消費カロリー(体重55kgの場合)

55kg×4.3メッツ×0.5時間×1.05124kcal

※30分=0.5時間
※今回はやや速歩をウォーキングとしました。

ジョギングとウォーキングの消費カロリー比較

こちらの例はあくまで目安ですが、ジョギングとウォーキングの消費カロリーを比較するとジョギングはウォーキングの約1.4倍です。体感とほぼ同じ結果ですね。では数値的にもジョギングの方がより消費カロリーが多いということを理解した上で、ジョギングとウォーキングのメリット・デメリットについてまとめていきます。

 ジョギング・ウォーキングのメリット/デメリット

ジョギング

メリット

消費カロリーが多いため、運動不足の人には短期的なダイエット効果が見込める。

・慣れてきたら~km、マラソン大会などのイベントもあるため目標をつけやすく、慣れてくるとモチベーションが上がりやすい。

デメリット

・膝や足首など、体重をかける分、体への負担が大きい

・体力を消耗しやすいため、普段から運動をしない人には継続することが難しい。

・働いている人は朝、夜など特別な時間を設ける必要がある。

ウォーキング

メリット

  • 体への負担が少ない
  • 体力を消耗しにくいため、継続しやすい。
  • 通勤・通学時間など、普段の生活に取り込みやすい。

デメリット

  • 他の運動に比べて消費カロリーが少ないため、ダイエットとしては効果が出にくい。
  • 体への負担が少ない故に目標を立てづらく、モチベーションも上がりにくい。

ジョギングとウォーキングのメリット/デメリット比較

こうして見てみると、それぞれメリットとデメリットが対になっていますね。

正直、消費カロリーだけを考えればジョギングの方が圧倒的に効果的です。

しかし、デメリットである体への負担を考えるとそうとも言い切れませんね。

体を壊しては元も子もありませんし、仕事で毎日疲れているという方にはおすすめできません。

 結局どっちがおすすめ?

メリットとデメリットを考えた上でおすすめなのは、

まず「ウォーキング」から始めることです。


毎日3060分ほどで構いません。

通学や通勤に電車を使っているのならば、自宅の最寄り駅の1駅前で降りて、歩いてみましょう。

それを毎日続けるだけでも体は運動に慣れていきます。

まずは継続させることです。

継続させて体力をつけてから、徐々にジョギングなど、消費量の多い運動を取り入れていきましょう。

 まとめ

いかがだったでしょうか。

・ジョギングはカロリーの消費量が多いが体への負担が大きい。

・ウォーキングはカロリーの消費量は少ないが体への負担は少ない。

ダイエットを失敗している人の多くは「継続できなかった」ことが原因です。

1度継続させることができれば、それは習慣に変わります。

まずは無理をせず、日常に運動を取り込んでいくことから始めましょう。