納豆と卵、最強の栄養素を兼ね備えた食品です。
この2つでダイエットすれば、即、成功しそうですが、健康系のテレビの「納豆と卵の食べ合わせは損をする!!」これにショックを受けました。
「この事実を知らなければ良かった、、」「できるなら封印したい!」「今までの私を返してほしい!!」ゲストの方もかなり驚いていました。
さあ、ここで納豆と卵の食べ合わせをきちんと確認しましょう。少し工夫すれば、納豆と卵は大丈夫なんですよ。
その栄養価の高い二つの食品を生かした納豆と卵の効果的なダイエット方法をお知らせします。それでは損をしないように、最後までおつきあいくださいね。
納豆・卵の食べ合わせ、どうなの?
さて、納豆・卵ごはんは日本人だったら毎朝の献立ですね。特に東日本では多いかと思います。作る側にしても、食べる側にしても、忙しい朝の最強な組み合わせです。
[char no=”7″ char=”あんみつさん”]どうして納豆・卵ごはんダメなの?[/char]
ここがダメ!納豆と生卵 ~ビオチンとアビジン~
納豆のビオチンは、皮膚のビタミンとも呼ばれている美肌効果のあるビタミンBの一種で、ビタミンHのことです。ビオチンを摂ることで、コラーゲンの生成を助けて髪や爪が健康に保たれ、皮膚の炎症を治し新陳代謝を良くしてくれます。
生卵にはアビジンというタンパク質の一種が含まれています。
卵のアビジンは納豆のビオチンと強く結合する性質があります。
この結合により、ビオチンの吸収が妨げられてしまいます。
生卵と一緒に食べると、納豆のビオチンの吸収率が減ってしまい体外へ排出されてしまいます。せっかくの美肌効果や、頭皮の血行促進効果が、流れ出てしまうということです。本当にもったいないですね。
[char no=”1″ char=”たい焼き くん”]アビジンはビオチンが大好きなんだなぁ。
すぐ、くっついてしまうんだ。困ったもんだ。[/char]
[char no=”8″ char=”あんみつさん”]せっかく食べても美肌効果が薄れてしまうなんて。
男性だって、薄毛に影響するかもよ。[/char]
[char no=”1″ char=”たい焼き くん”]そ、それは・・・本当に困ったもんだぞ![/char]
[char no=”8″ char=”あんみつさん”]なんとかならないのかな?[/char]
納豆・卵の解決策を探せ!
本当にそうですね。せっかくのよい栄養素が、納豆・卵の食べ合わせで体外に流れてしまうなんて、なんとかならないのでしょうか。納豆・卵ごはんを諦めたくないです。
[char no=”3″ char=”豆大福 くん”]ありますよ。卵は白身と黄身でできています。
これが解決策です。[/char]
卵の黄身と白身を分離する
卵のアビジンはビオチンと強く結合する性質ですが、アビジンは卵の白身の部分だけに含まれているので、黄身だけ食べれば大丈夫です。
[char no=”3″ char=”豆大福 くん”]卵の黄身と納豆は大丈夫![/char]
[char no=”8″ char=”あんみつ さん”]良かった!早速、卵白を取り除いて、納豆・卵ごはん食べよう。[/char]
卵の白身と黄身は、卵の黄身分離器を使えば、簡単に分けて黄身だけを調理に使えます。お菓子を作る人なら、知っていますね。卵の卵白だけで、メレンゲを作りますよね。
- 分離器をセットしやすい深皿などの上に置きます。
黄身が器に乗るように注意して、卵を上手く割ってください。
何回に一度かは、黄身も一緒に落ちてしまいました。すべりは良いので注意してください。 - 下の器に白身が落ちてきれいに分離します。
たくさんの卵を分離している映像がありました。
これを使えば、上手に分離できますね。
さてその分離できた白身を捨てるのはもったいないですね。味噌汁に入れてはいかがでしょうか?白身は血液サラサラ効果もあるんですよ。
[char no=”8″ char=”あんみつさん”]卵の白身、他に方法があるの?[/char]
白身を加熱する
アビジンはビオシンと強く結合する他に、もう一つ、特徴的な性質があります。白身のアビジンは、熱に弱いので、白身だけを半熟にすればアビジンの働きを抑えることができます。
[char no=”3″ char=”豆大福 くん”]白身を加熱すれば納豆との食べ合わせは、大丈夫です。[/char]
また白身と黄身のこんな特徴もありました。
卵の熱凝固温度は、加熱する温度や加熱速度によって異なる。
- 卵黄は65℃前後から凝固が始まり75℃以上で完全に凝固する。
- 卵白は60℃前後から凝固が始まり80℃以上で完全に凝固する。
このように凝固温度に幅があるのは卵白・卵黄により異なるタンパク質が混在しているからである。
引用 日本調理アカデミーより
[char no=”1″ char=”たい焼きくん”]小学校のゆで卵の調理実習で思い出したぞ。えへへ、卵の白身が先に固まる凝固温度を利用して、納豆・卵ごはんを作ってみたよ[/char]
- 耐熱容器に少量の水を入れ卵を割りいれる
- 20秒ぐらいレンジでチンして、白身が半熟に
- 納豆と混ぜて、できあがり
※レンジの時間は、ちょうどよい時間を試してください。
※水を最初にいれておくと、容器に卵が付かなくて、洗う時にとても便利です。
納豆・卵ごはんのできあがりです。
最初は卵黄分離器を使っていたのです。が、毎朝のことなので面倒になってしまいました。そこで、凝固温度が違うことを上手く利用してみました。
[char no=”8″ char=”あんみつ さん”]これで完全無的の納豆・卵ごはんができちゃった!![/char]
[char no=”1″ char=”たい焼き くん”]どうしても、忙しい朝の納豆・卵ごはんを諦められなかったんだよ。
よかった![/char]
さて卵を加熱していいのなら、温泉卵を作るのはいかがでしょうか?
[char no=”7″ char=”あんみつさん”]温泉卵と納豆の組み合わせ、おいしいですよ。[/char]
これは簡単に耐熱皿で温泉卵を作っています。
卵をマグカップに割りいれてお水を卵がかくれるぐらいいれるのが、ポイントです。あとはレンジでチン、時間はご自分のレンジの適当な時間を探してくださいね。
毎日のことで大変でしたら、温泉卵作り器もあります。
一度に作って冷蔵庫で保管しておいたらいいですね。
[char no=”3″ char=”豆大福 くん”]さあ、これで長い間の論争だった納豆・卵ごはんは解決したかな?
ひと手間で、納豆・卵ごはんを美味しく食べられますよ。[/char]
これで納豆・卵ダイエットが何の心配もなくできますね。
納豆・卵ダイエットの効果が期待される理由
まだ心配ですか?ダイエットに期待できる納豆・卵の効果を探っていきましょう。
納豆がダイエットに効果的な理由は?
ご存知、大豆を発酵させたものが納豆です。その発酵により筋肉を維持するたんぱく質が、さらに体内で吸収されやすくなっています。
ダイエットではやせることが第1に考えられますが、筋肉を落とさないということは、とても重要なことなのです。また加齢と共に筋肉は落ちていってしまいます。加齢が原因でなる急激に筋肉が減るサルコぺニアと言う病気もありますね。なんとしても筋肉量を減らさない努力は、何歳からでも大切な事です。
また納豆には、体内の脂質や脂質が効果的にエネルギーに変換されるビタミンB群や、ミネラルの亜鉛も豊富です。これが脂肪の蓄積を防いでくれます。
[char no=”7″ char=”あんみつ さん”]太りづらいということですね。[/char]
また、食物繊維が豊富です。納豆100gあたり約6.7gの食物繊維が含まれています。しかも水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のどちらも含まれていますので、満腹感があるので、食べ過ぎをストップしてくれます。
[char no=”3″ char=”豆大福 くん”]お通じ効果にも2つの食物繊維が、ダブルの効果で作用してくれます。[/char]
納豆のイソフラボンは女性ホルモンに似た働きをしてくれるます。更年期に入ると、女性ホルモンのエストロゲンの減少が太っていく原因になるので、女性のダイエットにはとても必要なものです。
- 筋肉の維持
- 脂肪を貯めこまない
- 食物繊維がダブルの効果でお通じがバッチリ
- 大豆イソフラボンが女性ホルモンの代役で太りづらくなる
納豆は、筋肉をキープし、脂肪をためこまないようにして効率的にエネルギーに変換し、お通じ効果もよくて、特に女性にはエストロゲンの代用もしてくれるし、さすが日本の伝統食ですね。
さて、納豆単品のダイエットについて詳しく書かれていますよ。
ご覧ください。
卵がダイエットに効果的な理由は?
卵のたんぱく質に含まれている必須アミノ酸は、とても吸収が早く、疲労回復、筋肉の再生を強くしてくれます。適度な筋肉の付いた身体をつくることが出来ます。また食物繊維とビタミンC以外のすべての栄養素を含んでいるので、完全な食品であり、そのタンパク質は食品の中でも卵は最高と言われています。
- 卵のたんぱく質が、疲労回復、筋肉の再生に働く
- 卵のたんぱく質は食品の中でも最高のもの
- ほとんど完全な食品~ビタミンCと食物繊維以外を含む~
[char no=”8″ char=”あんみつ さん”]卵は1日何個まで大丈夫なのかな?[/char]
[char no=”3″ char=”豆大福 くん”]改定前は、コレステロール値が高い卵は1日1個が安心とされてきましたね。2個ぐらいの卵であればコレステロールは問題ありません。[/char]、
2015年の改定から厚生労働省で、コレステロールの食事摂取基準は項目が削除されました。コレステロールの摂取量は遺伝的要因の影響が大で、食事からの影響は少ないとされたためです。
[char no=”3″ char=”豆大福 くん”]でも、ダイエット中に卵だけで、たんぱく質を摂ったり、
一度にたくさん食べないでくださいね。[/char]
納豆と卵のカロリーは?
納豆・卵のそれぞれのカロリーを確認しておきましょう。
納豆1パック50g 100kcal
卵1個 81kcal
白米1膳160g 269kcal
玄米1膳160g 264kcal
味噌汁(わかめと豆腐) 46kcal食品成分データベースより
[char no=”1″ char=”たい焼き くん”]成人男性の1日の摂取カロリーはだいたい2600kcalだよ。[/char]
[char no=”8″ char=”あんみつ さん”]成人女性は2000kcalよ。[/char]
納豆・卵ごはんは、約450kcalぐらいで、味噌汁を加えたら500kcalです。一日の摂取カロリーの3分の1より、かなりカロリー低めになりますね。納豆・卵の組み合わせで、上手く減らせることができたらいいですね。
[char no=”8″ char=”あんみつ さん”]玄米もおススメ。白米とカロリーは変わらないけれど、食物繊維が多いのでその分腹持ちがよく、ドカ食いを止めてくれるわ![/char]
1日あたり必要なあなたのカロリー量が、ここで計算できます。だいたいの自分の目安を知っておくと、いいですね。
納豆・卵ダイエットのデメリットは?
納豆・卵ダイエットは、いいところばかりですが、デメリットも確認しておきましょう。
[char no=”7″ char=”あんみつ さん”]納豆は1日何パックまで大丈夫ですか?[/char]
大豆イソフラボンの摂取上限は決まっています。1日70mg程度です。
納豆1パック約50gに含まれる大豆イソフラボンは37mgぐらいです。
また、納豆1パック50gは、100kcalで意外かもしれませんが、高カロリーですね。また、同じ日に豆腐入りの味噌汁などの大豆製品も摂ることを考慮すると1日1パック程度がおススメです。
[char no=”3″ char=”豆大福 くん”]納豆は意外にカロリーありますね!
納豆1パック50gで100kcalでイソフラボンがの上限もあるんですね。
1日1パックですよ!![/char]
- 納豆の大豆イソフラボンの摂取上限は1日70mg程度です。納豆は1日1パックを目安に食べよう
- 納豆・卵ごはんはは、簡単にできるが、卵の黄身、白身を分けて調理しないといけない
- 納豆・卵ごはんは、飽きやすい
栄養が良いとわかっていても、納豆・卵ごはんが続くと、飽きてしまいますね。食べる事は大切ですから、美味しく続けることが大切です。
[char no=”1″ char=”たい焼き くん”]男性でもできる納豆・卵を使ったレシピを教えてください。[/char]
納豆・卵を使ったアレンジレシピ
[char no=”7″ char=”あんみつさん”]男性でも簡単にできるワンプレートレシピを探してあげたわよ。[/char]
[char no=”2″ char=”たい焼きくん”]それは早速作ってみよう!![/char]
〇納豆・卵・アボカド丼
これはアボカド好きな方にはおススメです。
黄身に醤油をトロリなんていいですね。
[char no=”7″ char=”あんみつさん”]冷凍のカットされたアボカドを散らしたら、もっと簡単ですよ。[/char]
〇納豆しらすパスタ
これも簡単にできますね。しらすに納豆卵に紫蘇と海苔、
そしてニンニク醤油なんて、そそられます。
〇納豆・卵キムチ丼
スタミナもりもり、すぐに元気になれそうです。冷蔵庫の中のものですぐにできあがりです。納豆とキムチ、どちらも発酵食品なので腸内フローラにビビッと効きますよ。
[char no=”8″ char=”あんみつ さん”]納豆で残念なことがあったの、、、[/char]
納豆をチャーハン、オムレツといろいろな料理と組み合わせて紹介したいのですが、残念なことに、納豆の加熱した食べ方は納豆の良いところを台無しにしている可能性があります。
健康効果を考えるのなら、納豆を食べる場合は加熱調理は控えたほうがおススメです。
アツアツのごはんは50℃もない場合がほとんどなので、
納豆ごはんは大丈夫です。
まとめ
テレビの健康番組で大騒ぎした納豆・卵の取り合わせの食べ方は、無事解決しました。納豆・卵は素晴らしい栄養素を持っているので、筋肉を維持して、脂肪を貯めこまないからだに、近づけてくれます。
納豆・卵の性質を理解し、ぜひ明日からの食生活に取り入れて、健康的なダイエットにがんばってくださいね。
最後までありがとうございました。
- 卵の白身を分離して、黄身と納豆を食べるのがおススメ
- 分離した卵の白身を半熟にして、納豆と食べるのがもっとおススメ
- ナットウキナーゼは50度以上の加熱すると納豆の良さがなくなってしまうので、なるべく火を使わない調理がおススメ