炭酸水を飲むだけでダイエットできる。

「簡単で素晴らしいダイエット法だ。」そう思っているあなた、ちょっと待ってください。

実は炭酸水ダイエットには多くのデメリットがあるんです。

このダイエット法のデメリットをきちんと知っておかないと大変なことになりますよ。

炭酸水ダイエットのデメリットは?歯が溶ける?

本当に炭酸水を飲むと歯が溶けるのか?

実は、炭酸水を飲むと歯が溶けると噂されています。

歯のエナメル質が溶けてしまうというのです。

飲料水メーカーなどは、それほど心配はないと情報掲載しています。

しかし、歯が溶けると囁かれる理由について、詳しい記述がありましたので引用しておきます。

エナメル質はpH5.5程度で溶け始めます。私達の日常で口にする食べ物や飲み物の多くは酸性です。こうした食べ物や飲み物を全てやめるということは不可能ですが、炭酸飲料を長時間かけて飲むような習慣や、酸っぱい飲み物や食べ物を頻繁にかつ長時間摂取するような習慣があると、私達の歯は簡単に溶けて、内部の象牙質が露出します。このような状態の歯を酸蝕歯といいます。当然象牙質も露出します。象牙質はエナメル質よりも弱い酸で溶けますから、さらに歯は溶かされていき、知覚過敏も起きやすくなります。

引用:歯とお口のことなら何でもわかるテーマパーク8020公式HP

つまり、炭酸水ダイエットのやり方によって、上記の酸蝕歯になってしまう、といわれているんです。

上にもある通り、ほとんどの飲料メーカーの炭酸水は無糖のものでもPHは5.5以下で酸性です。

唾液が緩衝液となって、口の中の酸性度を中和してくれたとしても、毎日、長時間続ければ、やはり限界があるでしょう。

私自身も自作のクエン酸と重曹を混ぜた炭酸水を飲んで、歯が痛くなった経験があります。

その時は、歯が溶けたなんて思いもしませんでした。炭酸が歯に染みているんだろうな…程度の認識でした。

その後、炭酸水で歯が溶けることを知ってビックリ仰天。それ以来、飲むことを止めています。

無糖炭酸水であっても、歯のエナメル質を溶かすということは、歯科の専門家が指摘しています。

大丈夫だろう、と甘く考えてると、大変なことになります。くれぐれも注意してください。

それでも炭酸水ダイエットをやりたい時は?

炭酸水ダイエットで歯が溶ける危険性があることはわかっていただけましたね?

私個人の意見として、炭酸水ダイエットはおすすめしません。

しかし、それでも、炭酸水ダイエットをやりたいという人のために、ちょっとしたコツを紹介します。

そのコツとは、炭酸水を飲むときにストローを使って飲むこと、です。

ね、非常に簡単でしょ?

これなら炭酸水が歯に触れずに、喉から胃へと流しこむことができます。

炭酸水ダイエットの正しいやり方

と、ここまで、炭酸水ダイエットの歯についてのデメリットをあげました。

そして、デメリットをなくすためにストローを使うという方法も紹介しました。

せっかくなので、炭酸水ダイエットのやり方も紹介しておきます。

用意するものは、

  • 無糖の炭酸水(500mlのペットボトル1本分)
  • ストロー

やり方は、

食事の15分前に常温の状態の無糖の炭酸水(300~500ml)をストローで飲む

です。

この時に厳守することが3つあります。

  • 炭酸水は冷えたものにしないこと
  • 加糖炭酸水は選ばないこと
  • 飲む量は必ず300~500mlにすること

です。

冷えているとお腹を壊しますし、加糖のものだと糖分を摂取しすぎてダイエットできません。

そして、飲む量が少ないと食欲が増し、多すぎると身体によくありません。

やり方はきちんと守れば、食事前に満腹感が増し、食べる量をセーブできるはずです。

[char no=”1″ char=”たい焼き くん”]たしかにストローで飲めば歯に触れないし、いいアイディアだね。[/char]

[char no=”7″ char=”あんみつ さん”]でも、炭酸水を食前に300~500mlも飲むのはたいへんだわ。[/char]

[char no=”3″ char=”豆大福 くん”]飲むだけでやせるっていう甘い言葉の裏には、意外に厳しい現実があるってわけだ。[/char]

[char no=”7″ char=”あんみつ さん”]で、ほかにも、炭酸水ダイエットにはデメリットはないの?[/char]

[char no=”1″ char=”たい焼き くん”]次から、歯以外のデメリット部分を紹介していこう。[/char]

他にもある炭酸水ダイエットのデメリット一覧

ゲップやおならがでやすい

炭酸水は水に二酸化炭素が溶けることで、あのシュワシュワした泡がでています。

炭酸水を飲むということは、二酸化炭素を胃の中に流し込むことになるわけです。

当然、身体は二酸化炭素を排出するために、口からゲップをだしたり、胃から腸をたどっておならとして排出したりしますよね。

炭酸水を含めた炭酸系の飲み物を飲むときの宿命のようなものなので、ゲップやおならを増やしたくないなら炭酸水を飲まないことです。

酔っ払う可能性がある

炭酸酩酊という言葉を知っていますか?

炭酸水を飲むと酔ってしまうです。アルコール類を飲んでいないのにですよ。

一気飲みで1500ml程度を飲むと炭酸酩酊になるといわれていますから、炭酸水の多量摂取は控えましょう。

栄養不足になる可能性がある

炭酸水を飲むことで食事量を減らす、というのが炭酸水ダイエットでのやせ方になります。

当然、食事量が減れば必要な栄養素が身体に摂れない可能性が高くなり、栄養不足から身体を壊す心配がでてきます。

そして、その結果、最悪のリバウンド、ということだってありますよ。

ダイエット方法として長く継続するには致命的なデメリットですね。

飲む量が少ないと逆に食欲が増す

海外のレストランでは、炭酸水をグラス1杯分、食欲増進のために食前にだすのは当たり前。

日本でも高級料理店では、食前にシャンパンなどの炭酸系アルコールをだしてきますよね。

だいたい100~150mlで、そのくらいの量だと食欲が増します。

ダイエットをするときに、食欲が増すなんて最悪ですよね。

飲む量を間違えると致命的な失敗になるので気をつけましょう。

腹痛や下痢になる可能性がある

炭酸水が胃や腸を刺激して腹痛や下痢になる可能性があります。

過敏性腸症候群の人は特に注意が必要です。

貧血になる可能性がある

鉄分が不足しがちな人、女性は特に注意が必要なのが貧血。

炭酸水は鉄分吸収を阻害します。貧血やイライラが止まらなくなる危険性があるので要注意。

妊娠中の方にも炭酸水ダイエットはおすすめできません。

[char no=”1″ char=”たい焼き くん”]炭酸水って飲むと身体にいいって効いていたから、これらのデメリットは意外だったなぁ…。[/char]

[char no=”7″ char=”あんみつ さん”]食前にグラス1杯ぐらいならいいけど、1日に1500mlも飲むのはかなりきついよ。

ダイエットの方法として、続ける自信はないなぁ。[/char]

[char no=”3″ char=”豆大福 くん”]食前の空腹時に大量に胃に炭酸水を流しこむのを毎回やるって想像すれば、結構危険なのはなんとなくわかるよね。[/char]

まとめ

  • 炭酸水ダイエットは毎食前に300~500ml飲む必要がある
  • 炭酸水ダイエットはやり方を間違えると歯を溶かす危険性がある
  • 炭酸水ダイエットはほかにもデメリットが多い

いかがでしたか?

炭酸水ダイエットのやり方はあまりにもリスクが大きいです。

お手頃にダイエットできると考え安易にやり始めると痛い目にあいますよ。

変なダイエット法に飛びついて、身体を壊しリバウンド、なんて悲惨なことにならないように気をつけましょう。

今回はここまでです。読んでいただきありがとうございました。