1日におよそ2リットルの水を飲むことで知られる水ダイエットただ水を飲むだけというシンプルな方法ですが、水ダイエットは体の代謝を良くし、食欲を抑えることでダイエットに効果があるのです。またダイエットだけではなく、美容や体質改善も期待できるという嬉しいダイエット法。

実際、多くのモデルや女優の方は常に水を持ち歩き、ダイエットや美容のために水を飲んでいますよね。正しく行えば高い効果が得られる水ダイエットですが、反面、やり方を間違えると命に係わる危険もあります。

この記事では水ダイエットで無理なくきれいに痩せるための効果から注意点まで、誰でも簡単にできる方法をご紹介します!それでは一緒に見ていきましょう。

水ダイエットの効果

普段の生活の中で意識して水を飲む水ダイエット。水はどこでも手軽に手に入り、携帯するのも簡単です。ただ意識しないとなかなか必要な量が取れないのも事実。

水を飲むことでどのような効果が得られるのでしょうか。その効果を知ればきっと実践したくなると思います。

1.代謝が上がる

人間の体の50%は水でできていると言われます。しかし現代の日本人は慢性的な水分不足。仕事中に飲み物を持ち込むのが禁止されているところも多く、水分補給の機会を奪われがちなことも原因のひとつです。ですが体内の水分が不足すると血液がどろどろになり流れが悪くなってしまいます。

水を飲むことにより体の水分量が適切になると、血液の流れがよくなり体中の細胞が活発になります。細胞が活発に働くようになると基礎代謝が上がり消費カロリーもアップするのです。

2.食欲減退

水を飲むことで胃液が薄まり食欲を抑える効果があります。また人間は空腹感とのどの渇きを勘違いすることがあり、空腹感の原因は水分不足のことがあります。食事の合間や食前など、間食を控えて水を飲むことで食欲が収まる可能性があります。

3.デトックス効果

便秘解消の他にも、水を飲むことでリンパの流れもスムーズになります。リンパ液は体の老廃物を流してくれる大切な機能があり、水分不足はその流れを滞らせる原因となります。老廃物が流れればむくみの解消、美白などにも効果が表れます。

4.便秘解消

水分不足は便秘の原因の一つ。意識して水を飲むことで便が柔らかくなったり、腸が刺激されて便秘解消に繋がります。

水ダイエットの方法

このようにうれしい効果がたくさんある水ダイエット。水を飲むだけ、とは言ってもどのように行えばいいのでしょうか。

人間が一日に必要とする水の量は体重の4%と言われています。よく耳にする1日2リットルというのは体重50㎏の人の場合で、60㎏なら2.4リットル、70㎏なら2.8リットルの水を飲む計算になります。

ただしこの量を一気に飲むのは大変な上危険もあります。一気に大量の水を飲むことで腎臓の処理能力を超えると低ナトリウム血症などが生じ、頭痛や吐き気、症状が重い場合は痙攣や意識障害が起こる可能性もあります。

水ダイエットでは1日のうちで少量ずつこまめに水を飲むことが大切です。のどが乾いたな、と感じるときはすでに水分が不足していると言われるため、のどの渇きを感じる前に少しずつ飲むと良いでしょう。

まずは目覚めに1杯飲むことで体の細胞が1日中活発になり、基礎代謝の高い状態で過ごせるため痩せやすくなります。そして日中も小腹が空いたと感じるとき、口さみしいと感じるとき、少しずつこまめに水が飲めるようにタンブラーなどを携帯しましょう。

脳が食欲とのどの渇きを混同していませんか?私もおなかが空いたと感じるとき、水を飲むと空腹感が解消されることがよくあります。

おすすめの水

水ダイエットを行うにあたってどんな水を飲むのが良いのでしょう?

水には軟水と硬水があり、水に含まれるミネラルの量で分類されます。ダイエットに向いてるのはミネラルが豊富に含まれる硬水なのですが、日本の水道や多くのミネラルウォーターは軟水なので、硬水は飲みなれないととても2リットルは飲めません。また日本人の体質に合わないとも言われています。飲んでいて続けやすいものを選ぶのがベストです。

また水道水を使う場合はなるべく浄水器を使うか一度沸騰させた水を使う方が良いでしょう。

水ダイエットを行うにあたっての注意点

水ダイエットで飲むものは水でなければなりません。水だとたくさん飲むのは大変だから、水分ならいいだろうとお茶やジュースなら飲めるかも…と思ってもそれはNG !水以外のものを飲んでしまうと、飲み物に含まれるカフェインなどを分解するために体の中の水を使うので意味がないのです。

水ダイエットは置き換えや断食ではありません。水分をしっかりとって体の老廃物を流し、細胞を活性化させるのが目的。バランスの良い食事は欠かさないようにしましょう。またタイミングも重要で、食後すぐは胃液が薄まってしまうため消化不良を起こしたり眠気、疲労の原因にもなります。

暑い日には冷たいものが欲しくなりがちですが、水はなるべく常温のほうが良いでしょう。冷たいものを摂取すると体温が下がりそれを戻すためにカロリーが使われるというのも確かですが、それ以上に代謝が落ちむくみやすくなってしまいます。トイレも近くなりますので、あまりトイレに行けない環境の方も実践するにあたっては注意してください。

達成するための小技!

でも水を飲むことに慣れていないと飲んだ量の把握や飲むことを意識するのが大変ですよね。実際やってみるとわかりますが1日に2リットルの水を飲むのは簡単ではありません。

そこでおすすめなのがスマホアプリの利用です。水を飲んだ時にワンタッチで記録できる物や、ゲーム性のあるものなど様々なアプリが配信されているので自分にあったものを探してみると良いでしょう。私は水を飲むことでアプリ内の植物のキャラクターが育つ、というものを愛用しています。水を飲む間隔が空くと通知も来るのでわかりやすくて続けやすいですよ。

また水の一部を白湯に置き換えるのも有効です。白湯は一度沸騰させたお湯を飲める程度に冷まし、少しずつ飲むもの。朝に飲む最初の水を白湯にすると体が温まりより代謝アップが期待できますよ。

ただし白湯は通常の水よりも体に摂取されやすため、飲みすぎはむくみや疲労の原因になってしまいます。一回200mlを少しずつ、2~3回程度にする方が良いでしょう。

まとめ

  • 水ダイエットは代謝アップや食欲抑制に効果がある
  • 飲む水の量は体重の4%
  • 一気に飲むのは危険!体に負担をかけないようにこまめに少しずつ
  • 水を飲むことでダイエット以外にも美容健康に効果あり!

水ダイエットは水を飲むだけ、という手軽に取り組めるダイエット方法。それだけに無理な飲み方をしたり、飲む量やタイミングをきちんと管理していないと効果がないどころか体調不良の原因にもなってしまいます。正しいやり方できれいに痩せやすい体を作りましょう!

お読みいただきありがとうございました。