最近何かと話題のヨーグルト。便通を良くしてくれるだけでなく、花粉症を軽減してくれたり、風邪予防にもいいとか。そして実は、ダイエットにもおすすめな食品なんです。
そんなの知ってるよ〜と言う方もいるかもしれませんが、いつ食べるのがいいか、知っていますか。ヨーグルトと言ったら朝食に食べるイメージがありますが、実は夜食べるのが一番ダイエット効果があるんです。それだけではなくて、食べるタイミングや量にもポイントがあるんです。
身近な存在のヨーグルトには、意外と知られていない事実がたくさんありました。やり方次第でダイエットの逆効果なんてことも。ヨーグルトダイエットに失敗しない為にも、一緒にヨーグルトの秘密を覗いちゃいましょう。
ヨーグルトでダイエットをするなら夜に食べるといいって本当?
ご存知の方も多いと思いますが、ヨーグルトには乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌がたっぷり含まれています。腸内環境を整えてくれるので、ダイエットにピッタリな食品。カロリーが気になって、朝食やおやつに食べる人が多いかもしれませんが、実は夜に食べた方が効果が高いんです。
これは人間の体のリズムが関係していて、夜10時から夜中の2時までに腸の動きが最も活発になるからなんです。でも夜食べるタイミングによっては、逆に太っちゃったなんて事も。
[char no=”7″ char=”あんみつ さん”]それはとっても困る〜![/char]
失敗しない為に、夜に食べるヨーグルトダイエット方法を詳しく紹介していきます。
夜ヨーグルトダイエットのやり方
それでは夜ヨーグルトダイエットの具体的なやり方についてお話ししていきます。
ヨーグルトを食べるのは夕食後がベスト
まず、ヨーグルトを食べるタイミングは、基本的には夕食後。食後は胃酸が薄まるので、善玉菌が生きたまま腸に届きやすいんです。
ヨーグルトに入っている乳酸菌やビフィズス菌は、強い酸性の消化液である胃酸の影響で、死んでしまうことがあります。特に空腹時は胃の中の酸性度が高くなりますので、より多くの菌を生きたまま腸に届けるためには、一般的に食中、食後にお召上がりいただくのが良いと言われています。
引用:グリコ公式ホームページ
さらに、なるべく寝る3時間前には食べ終えるようにしましょう。寝る直前や夜10時以降では体重が増加する可能性に加え、消化活動により睡眠が妨げられ、質のよい睡眠をとれなくなります。できれば夜9時までにはヨーグルトを食べ終わるようにしましょう。
食べる目安量は100~200グラム
ヨーグルトの食べる目安量は、100~200グラムが基準です。便秘の解消効果だけの目的なら、100グラム食べるだけでもいいですが、ダイエットが目的で取り入れたい時は、200グラムくらい食べることをおすすめします。なぜなら、腹持ちがよくなることで夕食の食べすぎを防ぐことができちゃいます。
ダイエットをしていると、気になるのがカロリーですよね。種類によって多少カロリーは異なりますが、無糖のプレーンタイプ100グラムなら、大体65~75キロカロリー程度です。脂肪分の高い濃厚なタイプや加糖のものは避けましょう。甘味を付けたい場合は、はちみつやオリゴ糖を少量加えてもOK。
毎日食べる事に飽きたら、夕食後に単体で食べるのではなく、料理にヨーグルトを使ってもOKです。
乳酸菌は熱に弱いので、なるべく加熱をせずドレッシングなどに使うのがおすすめです。
ヨーグルトを温めて食べる
乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌は、40℃前後の温度でもっとも活発に活動することがわかっています。なので、ヨーグルトも冷蔵庫から出したばかりの冷たいままより、常温や温めて食べる方が効果を得られやすいと言われています。温度は、人肌くらいが目安です。
100~200グラムであれば、500~600Wで40秒くらいでしょう。温めすぎると菌が死滅してしまい、整腸作用への効果が弱まってしまうので、温め過ぎには注意。
ビフィズス菌は特に耐熱性ではありませんから、液体(牛乳など)の中で50℃より高くなると徐々に死滅します。70℃くらいでは1分もたたないうちに殆どが死滅します。ビフィズス菌の入ったミルクを温める場合は50℃を超えないことが必要です。
引用:日本ビフィズス菌センター
善玉菌を増やす食べ物と一緒に食べる
ヨーグルトは、善玉菌のエサとなる食物繊維やオリゴ糖と一緒に食べることで、より高い整腸作用が期待できます。
食物繊維には、2つの種類があります。
1つは水分を吸ってふくらみ、便のかさを増やしてぜんどう運動を促進する「不溶性食物繊維」。もう1つは、水を含むとゲル状になり、便の水分を増やして排出しやすくする「水溶性食物繊維」です。水溶性食物繊維は、腸内の善玉菌のエサになって、腸を健康にするのにも役立ちます。オリゴ糖は、糖の一種で、大腸まで届き、乳酸菌のエサとなったり、腸内の善玉菌を増やしたりする働きがあります。ただし、糖の一種なので、とり過ぎには注意が必要です。
引用:明治公式ホームページ
特に、果物などに含まれる食物繊維は消化酵素によって分解されません。そのため、体内に消化・吸収されないまま大腸に運ばれます。大腸内にある乳酸菌などの善玉菌の栄養源となり、増殖を促すことで便通をスムーズにするサポートをしてくれるんです。
またオリゴ糖も善玉菌のエサになり、腸内環境を整える働きがあります。特にバナナには食物繊維やオリゴ糖が多く含まれており、ヨーグルトとの食べ合わせもバッチリ。ただしフルーツには糖分も多く含まれているので、摂りすぎないように気を付けましょう。
ヨーグルトと相性いい食べ物は、こちらでもチェックしてみてくださいね。
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なぜ夜ヨーグルトを食べるのがダイエットにいいのか?
人間の体には1日の中で、朝は排泄→昼は食べたものを消化し栄養の補給→夜間は吸収というリズムがあります。朝にお通じがあったり、夜遅くに食べると太りやすいのも、このリズムがあるからなんです。
こうした体のリズムには、腸の働きが最も活発になる腸のゴールデンタイムがあり、夜10時~夜中2時がその時間帯だと言われています。この時間に合わせて整腸作用のあるヨーグルトを食べることで、腸のゴールデンタイムをさらに後押しすることができるというのが、夜ヨーグルトダイエットの理由なんです。
[char no=”7″ char=”あんみつ さん”]この時間帯はお肌のゴールデンタイムとも言うし、体に大切な時間なんだね。[/char]
夕食後にヨーグルトを食べることで、眠っている間に善玉菌が効率よく腸に届き、腸内環境を整えたり、体内の老廃物が排出されてデトックスができたり、太りにくい体質作りに役立つそうです。デトックスが促されると、便秘解消、血流促進で冷えやむくみも改善してくれます。
夜ヨーグルトダイエット3つの注意点
夜ヨーグルトダイエットも食べ方を守らないと、逆効果になってしまう事もあります。ここでは夜ヨーグルトダイエットの注意点についてお話しします。
食べ過ぎない
ヨーグルトはプレーンヨーグルトでも100グラムで65キロカロリー程あります。200グラムを食べると130キロカロリーになります。食事以外にも、単純にその分多くカロリーを摂る事になるので、食後にヨーグルトを食べる場合は量に注意しましょう。
過熱し過ぎない
善玉菌は熱に弱い生き物です。50℃以上になると死滅し出してしまいます。温めて食べる時は、過熱し過ぎないように、少しずつ温めましょう。
食事もきちんと摂る
夜ヨーグルトダイエットの方法には、夕食の置き換えとしてヨーグルトを食べるものもあります。夕食の置き換えに関しては、摂取カロリーを抑えられるという大きなメリットがありますが、栄養が偏ったり、リバウンドしやすいデメリットがあるのでおすすめできません。
夕食の量を減らすのはOKですが、三食バランスの良い食事を摂るようにしてください。
まとめ
今回は、ヨーグルトダイエットは夜に食べたほうがいい理由は、体内リズムにより夜10時から夜中2時までは腸が活発に動く、腸のゴールデンタイムだからということでした。
- ヨーグルトを食べるのは夕食後、寝る3時間前
- 食べる量は100〜200グラム
- 人肌くらいに温める
- 食物繊維やオリゴ糖など善玉菌のエサと一緒に食べる
夕食後にヨーグルトを食べるだけの、とっても簡単なダイエット方法でした。ただしついつい食べ過ぎてしまったり、フルーツなどをトッピングし過ぎてカロリーオーバーしてしまうと、なかなか成果が出にくくなってしまいます。
かといって夕食と置き換えにすると、栄養の偏りやリバウンドが心配なので、カロリーコントロールはしつつ三食は食べるように心がけてください。ダイエットのストレスは少ないダイエット方法になるので、辛いダイエットに疲れた方は、試してみてくださいね。最後までお読みいただきありがとうございました。